福島第一原子力発電所からおよそ7kmに位置する福島県浪江町請戸。
東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受け、原発事故の影響で住民が県内外に避難し人口が一時ゼロになりました。請戸は今、災害危険区域に制定されて、誰も住めない土地になっています。そんな誰も住めない土地に神社が再建されることになったのです。
1300年以上の歴史を誇る苕野神社。そこには、代々受け継がれてきたものたちが存在し、住めなくなった今も、無くしてはならないと繋がり活動する人たちが集います。
この映画では、再建に関わる元請戸住民と、請戸に伝わる伝統芸能を継承する方々を取材しました。流出した神社社殿の再建を決め、心の拠り所を取り戻そうとする元住民たちの精神的復興を描く、請戸への想い、苕野神社再建への想いを綴る長編ドキュメンタリー映画です。
1976 年東京都生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。日本映画監督協会会員。
ドキュメンタリー、広告映像などを企画・演出する傍ら映画を撮り続けている。
初監督映画『おべんとう』(2016)はモントリオール世界映画祭をはじめクレルモンフェラン短編映画祭など国内外の数々の映画祭で上映。2022年初長編映画『Bridal, my Song』が公開。
サンダンス映画祭×NHK2022選出された長編映画の脚本『海と山と小人とわたし』は福島県浪江町が舞台となっている。
『そこにあるべきものたち』。
時間をかけて、慌てず、誠実に作られていて、板橋さんの人柄と緩やかさが皆を安心させ、素直なカメラが素晴らしく、「押し付けた劇的」のないカットが積み重なっていて素晴らしいですね。
この先、100年後にも見返す価値ある作品になっていると思います。
1960年生まれ。高校時代にぴあフィルムフェスティバルに入選。
『二人が喋ってる』(97)で映画監督協会新人賞。『ジョゼと虎と魚たち』(03)により芸術選奨新人賞。『メゾン・ド・ヒミコ』(05)により芸術選奨文部科学大臣賞。『ゼロの焦点』(09)『のぼうの城』(12)で日本アカデミー賞優秀作品賞・監督賞を受賞。
上映劇場が決まり次第順次公開いたします。
池袋西口・ロサ会館「池袋シネマ・ロサ」にて2025年8月1日よりいよいよ一般上映開始!
池袋シネマ・ロサ:東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館内
TEL :03-3986-3713(日中のみ)
前売りチケット/¥1,300(税込)劇場窓口にて発売中!
【当日料金】
一般:¥1,900 大学・専門学生:¥1,500 高校生以下:¥1,000 シニア:¥1,200 障がい者:¥1,000
2025.8.1(金)〜 ロードショー
苕野神社再建委員会 苕野神社運営委員会 請戸芸能保存会 請戸神楽保存会 米農家 半谷家 鈴木酒造店
撮影:渡邊 勝見 及川 裕喜 / アートディレクター:村上 健 / 音響監修:飯嶋 慶太郎 / 整音:呉 丞埈 /
後援: 浪江町教育委員会 /
助成:経済産業省 令和5年度「地域経済政策推進事業費補助金(芸術家の中期滞在制作支援事業)」 /
文部科学省選定 成人向き 令和7年2月28日
製作・配給:BasicCinema CO.,Ltd.
上映会の進め方や宣伝などについては出来る限りお手伝いをさせて頂きますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい。